患者様の声
30歳・男性/営業職【反対咬合(外科的矯正治療)/ハーフリンガル】
長年気になっていた受け口を、思い切って治療しようと決めました。
喜地先生の顎変形症への専門性や治療実績の多さに惹かれて来院。
カウンセリングでは、治療の流れだけでなく、手術後の生活面までしっかり説明があり、信頼してお任せできました。
結果、かみ合わせも改善し、肩こりや頭痛も軽減。見た目だけでなく、健康にも良い影響があったと実感しています。
20歳・女性/大学生【反対咬合(外科的矯正治療)/ハーフリンガル】
中学生の頃から受け口がコンプレックスで、写真に写るのも苦手でした。
矯正治療に加えて外科手術が必要と知ったときは不安もありましたが、先生が丁寧に説明してくださり、安心して治療を進めることができました。
術後は、見た目が変わっただけでなく、咬み合わせが良くなって食事も快適になり、笑顔にも自信が持てるようになりました。本当に感謝しています。
33歳女性/会社員【反対咬合(外科的矯正治療)/リンガル(裏側)矯正】
ずっと受け口で悩んでいて、写真に写るのも人前で話すのも苦手でした。
外科手術についてお話を聞いたときは不安でしたが、喜地先生から細かく丁寧に説明していただき、安心してお任せすることができました。
手術後はコンプレックスから解放されただけでなく、かみ合わせも良くなって、食事も会話もすごくラクになりました。
もっと早く相談していればよかったと思うくらいです。
25歳・女性/薬剤師【反対咬合(外科的矯正治療)/マウスピース型装置インビザライン®】
噛み合わせや顔の歪みが気になり、思い切って外科矯正を決意。手術前は不安もありましたが、クリニックみなさんの丁寧な説明に支えられました。
術後は腫れや痛みがありましたが、回復とともに見た目も噛み合わせも改善され、発音もしやすくなり、日常生活が快
適に。
今では写真を撮られるのも楽しくなり、笑顔に自信が持てるようになりました。
35歳・男性/接客業【上顎前突(外科的矯正治療)/マウスピース型装置インビザライン®】
長年、顎のズレや開咬で食事がしづらく、発音にも悩まされてきました。
仕事柄、人前に立つことも多く、外見の印象にも不安を感じていました。
外科矯正は時間も費用もかかりますが、結果的には人生の質が大きく変わりました。
噛む力が均等になり、顎の痛みも解消。人とのコミュニケーションが楽になり、仕事のパフォーマンスにも良い影響が出ています。
もっと早く相談すればよかったと心から思っています。
結果、かみ合わせも改善し、肩こりや頭痛も軽減。見た目だけでなく、健康にも良い影響があったと実感しています。
40歳・女性/主婦【交差咬合(外科的矯正治療)/マウスピース型装置インビザライン®】
顎の位置のズレによって顔が歪んで見えることが長年のコンプレックスでした。
外科矯正は怖いイメージもありましたが、カウンセリングで納得できるまで説明していただけたことで、安心して治療に踏み切ることができました。
術後は生活の質が上がり、食事や会話の快適さはもちろん、家族との写真でも自分の顔が自然に見えることが嬉しくて…。
同じ悩みを抱えている方には「一歩踏み出してみる価値がある」と伝えたいです。
21歳・女性/大学生【交差咬合(外科的矯正治療)/マウスピース型装置インビザライン®】
学生時代から顎の左右差や口元のズレが気になっていて、人と話すのが少し苦手でした。
かみ合わせも悪く、食事もしにくかったので相談したところ、「顎変形症」の可能性があると言われ、外科矯正をすすめられました。
最初は「手術」と聞いて不安でしたが、チームで支えてくれる体制に安心感があり、決意できました。
術後は腫れなど大変な時期もありましたが、かみ合わせが整い、顔のバランスも改善されたことで、自信を持てるように。
何より、日常生活が驚くほど快適になりました。悩んでいる方には、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。
30代・男性(会社員)【反対咬合(外科的矯正治療)/ハーフリンガル】
もともと受け口気味だったのですが、見た目以上に咬み合わせの問題が深刻で、顎変形症と診断されました。
顎変形症に強い先生を探していたところ、喜地先生に出会いました。
矯正期間と手術を経て、今では自然に口が閉じ、発音や食事のしやすさが劇的に改善。
顔の印象も穏やかになり、職場でも「雰囲気が変わったね」と言われるようになりました。
身体的にも精神的にも大きなプラスになったと思います。
40代・女性(看護師)【交差咬合(外科的矯正治療)/マウスピース型装置インビザライン®】
慢性的な肩こりや頭痛、顎の痛みが続いていて、歯科で相談したところ、喜地先生をご紹介されました。
顎変形症による咬合のズレが原因と判明。手術が必要との説明に最初は戸惑いましたが、医療職としての視点でも納得できる説明を受け、信頼して治療をスタートしました。
術後は、今まであった不定愁訴(肩こり・顎関節の違和感)が徐々に改善され、かみ合わせも安定。
顔の輪郭も自然で整った印象になりました。自分の体調の変化に驚いていますし、生活の質が格段に上がりました。
本当に受けて良かったと思っています。
24歳・女性/大学院生【交差咬合(外科的矯正治療)/マウスピース型装置インビザライン®】
学生の頃から、顔の左右差と口元のズレが気になっていて、人前で笑うのが苦手でした。
顎がガクガクする感じや、前歯がかみ合わないのも不快で、歯科を受診したところ、上下顎の骨格のズレが原因の『顎変形症』と診断され、喜地先生を紹介されました。
治療では上下顎を同時に手術する必要があると説明され、最初は正直とても不安でしたが、先生から丁寧に術前・術後の流れやリスク、メリットを説明してもらい、手術を決断しました。
術後の腫れや食事の制限など大変な時期もありましたが、少しずつ改善されていく日々が嬉しく、半年後には驚くほどかみ合わせが整い、発音も変わりました。
今では鏡を見るのも、人と話すのも楽しいです。
本当に勇気を出して良かったと心から思います。
29歳・男性(技術職)【反対咬合(外科的矯正治療)/ハーフリンガル】
長年、受け口で顎が前に出ていて、咬み合わせも全く合っていませんでした。
周囲からは「個性だよ」と言われることもありましたが、自分の中ではずっと引っかかっていました。
食べづらい、発音しにくい、顎の疲れ…日常生活にストレスを感じていたので、思い切って喜地先生に相談しました。
診断の結果は「上下顎にまたがる骨格性のズレ」で、手術が必要とのこと。
上下顎同時手術(サージェリーファースト)を提案され、専門の口腔外科と連携して治療を進めることにしました。
手術後は顔のバランスが自然になり、発音もはっきり、食事の楽しさを取り戻しました。
なにより、自分に自信が持てるようになったことが最大の変化です。
外科矯正はハードルが高く見えますが、確かな技術とサポートがあれば安心して乗り越えられます。
44歳・女性/教員【反対咬合(外科的矯正治療)/ハーフリンガル】
40歳を過ぎてからの外科矯正。周りからは「今から手術なんて大変じゃない?」と言われましたが、かみ合わせの悪さや発音の不明瞭さ、顎の疲れが年々辛くなっていたこともあり、矯正相談を開始しました。
いくつかのクリニックや大学病院も受診しましたが、今一つ決断できない中、先生に出会いました。
結果は上下顎ともにズレがあり、両顎手術(Le Fort I型+下顎枝矢状分割術)がおすすめとのこと。
年齢的にも不安はありましたが、しっかりとリスク・予後についての説明を受け、手術を決断。
入院も含めて計画的に進められたことが安心感につながりました。
術後は、かみ合わせ・見た目・発音が明らかに改善し、「若返った?」と周囲から言われることも増えました。
食事がスムーズで、笑顔にも自信が持てるようになり、毎日が前向きになりました。悩んでいる方には相談してみてほしいです。
顎矯正手術には様々な方法があります。
1、受け口、下アゴの長さが気になる方へ
2、出っ歯、下アゴの小ささが気になる方へ
3、口ゴボが気になる方へ
4、ガミースマイルが気になる方へ
5、顔のゆがみ気になる方へ
6、角ばった輪郭、エラはりが気になる、小顔になりたい方へ
7、サージェリーファーストとは
-
- 1、受け口、下アゴの長さが気になる方へ
- 受け口の方には、その症状を引き起こした原因により、
①下顎前歯歯槽部(前歯と周囲の骨)にアプローチ、
②オトガイ部(アゴの先端)にアプローチ、
③下顎骨全体にアプローチ、
④上顎骨にアプローチ、
⑤上下顎骨にアプローチする方法があります。
(1) 下顎前歯部歯槽骨切り術(Köle法)
歯が前に突き出した下顎前突(受け口)など、下顎骨の問題は少なく、前歯部の前方傾斜や突出の改善を目的として行う手術です。
下顎前歯部の歯槽骨(歯の周囲の骨)を離断し、前後や上下方向に移動させることの出来る方法で、奥歯のかみ合わせを変えないため、美容外科で用いられることの多い術式です。
下顎骨全体の大きさを変えることはできないため、小顔を目指したい方には不適です。
方法:
01.左右の第一小臼歯(前から数えて4番目)を抜歯
02.唇の内側から歯肉粘膜移行部と第1小臼歯の粘膜を切開し、骨面を明示
03.歯部歯槽骨を離断し、前歯部をバランスの良い位置へ移動
04.口元の改善と前歯のかみ合わせの調整を同時に行う
05.粘膜切開部を縫合
特徴:
・顎の骨全体ではなく、前歯部の骨だけを移動するため、比較的侵襲が少ない
・下顎骨全体の手術と比べ、術後の回復も早い傾向
注意点:
・すでに抜歯矯正をしている場合は適応外になることがある
・健康な犬歯(3番)と第二小臼歯(5番)が必要
・顎全体の骨格異常には不向き(その場合はSSROやIVROなどが適応)
(2)オトガイ形成術(Genioplasty)
顎先(オトガイ)の形や位置を整えることで、顔全体の印象や横顔のバランスを改善する手術です。
特に面長・しゃくれ・引っ込んだ顎・左右差などに悩む方に適応されます。
歯の位置を変えることがないため、かみ合わせに影響することはなく、矯正治療前、治療中、治療後のいつの時期にも適応できる手術です。
1 オトガイ骨削り術
オトガイ部の骨を削り形態を整える手術で、アゴを短くする、突出感を少なくする、左右差を目立たなくするなどが可能です。
2 オトガイ水平骨切り術
オトガイ部を水平に切断し、下顔面の長さの短縮(水平中抜き)、前後・左右に移動させることが可能で、輪郭の左右差やアゴの突出感の改善、下顔面を短縮し小顔にすることができます。
3 オトガイVライン形成術(オトガイ垂直骨切り術)
アゴ先が男性っぽく四角い形を先端が尖ったシャープな形に変える術式で、オトガイ垂直骨切り術またはオトガイ下縁形成術を用い、アゴ先がすっとした小顔が目指せます。
4 Vライン下顎形成術
オトガイVライン形成術と下顎角形成術を併用し、下顎骨全体を小さくし、前後・上下・左右幅、3次元的な小顔を目指すことができます。
方法:
01.下唇の内側から歯肉粘膜移行部を切開し、骨面を明示
02.オトガイ部の骨に対し術式に応じ削合または骨切りを行い、骨片移動後はプレートで固定し、骨接合面を整える
03.粘膜切開部の縫合
特徴:
・下顎骨全体を移動させることがないため、かみ合わせに影響しない
・矯正治療前後にかかわらず、手術をすることができる
特徴:
(3)SSRO(下顎枝矢状分割術)
下顎前突、下顎後退、骨格性非対称、開咬などの骨格的な不正咬合に対し行われる代表的な手術方法です。
特に受け口やアゴの長さが気になる方で、主に下顎骨が大きく過成長した受け口の方に適用となる手術です。
下あごの奥歯の後方部で下顎骨を離断し、下あごの前方部(歯列全体)を後方移動することで、骨格的な不正を根本から改善することができます。
歯の位置が変わるため、改善した骨格に合わせて咬合(かみ合わせ)を治す必要があり、顔貌の見た目だけでなく、しっかり噛める機能面の改善も同時に行います。
方法:
01.下顎臼歯部(奥歯)の後方の粘膜を切開し、骨面を明示
02.下顎枝を前後方向に離断し、前方部の骨片(歯のついている部分)をバランスの良い位置に移動し、固定
03.粘膜切開部の縫合
特徴:
・骨格的な不正を根本的に改善することができる
・傷が口の中だけなので外からは見えない
・骨の接触面が広く、固定がしっかりして安定しやすい
・術後の噛む力の回復が良好なことが多い
・下唇やあご周辺に一時的なしびれが出ることがある(多くは数か月で改善)
(4)ルフォー1型骨切り術
上顎骨の劣成長が原因の受け口や、上顎骨の過成長による出っ歯、ガミースマイルなど、上あごに問題がある方に行う手術方法です。
上顎骨を鼻の付け根部分で水平に離断し、前後・左右・上下移動させ、中顔面のバランスを整えます。上顎の歯列ごと動かすため、ルフォーⅠ単独ではかみ合わせのズレを生じることが多く、SSROやIVROを併用することが一般的です。
方法:
01.上唇内側の歯肉粘膜移行部を切開し、骨面を明示
02.上顎骨を梨状孔の横から水平に離断し、バランスの良い位置に移動し、固定
03.粘膜切開部の縫合
特徴:
・骨格的な不正を根本的に改善することができる
・傷が口の中だけなので外からは見えない
(5)ルフォーⅠ+SSRO(上下顎同時移動術:Two-Jaw Surgery)
上下の顎骨に問題がある場合、ルフォーⅠとSSROを併用する上下顎同時移動術を行います。
上顎と下顎の骨を同時に移動させることで、顔貌と噛み合わせの両方を根本的に改善する外科的矯正手術です。
特に、骨格性の不正咬合や顔面非対称、ガミースマイル、受け口などの複雑な症例に対して行われます。
-
- 2、出っ歯、下アゴの小ささが気になる方へ
- 出っ歯、下あごの小さい方には、その症状を引き起こした原因により、
①上顎前歯歯槽部(前歯と周囲の骨)にアプローチ、
②オトガイ部(アゴの先端)にアプローチ、
③下顎骨全体にアプローチ、
④上顎骨にアプローチ、
⑤上下顎骨にアプローチする方法があります。
(1)上顎前歯部歯槽骨切り術(Wassmund法、Wonderer法)
上顎前歯が前方に突き出した出っ歯やガミースマイルなど、上顎前歯部の歯槽骨の問題の改善を目的として行う手術です。
上顎前歯部の歯槽骨(歯の周囲の骨)を離断し、後方や上方に移動させることができ、奥歯のかみ合わせを変えないため、美容外科で用いられる
ことの多い術式です。
上顎骨全体の位置を変えることはできないため、下顎後退症や奥歯まで歯茎が見えるガミースマイルの方には不適です。
方法:
01.左右の第一小臼歯(前から数えて4番目)を抜歯
02.唇の内側から歯肉粘膜移行部と第1小臼歯部の粘膜を切開し、骨面を明示
03.前歯部歯槽骨を切除し、バランスの良い位置へ移動
04.口元の改善とかみ合わせの調整を同時に行う
05.粘膜切開部を縫合
特徴:
・顎の骨全体ではなく、前歯部の骨だけを移動するため、比較的侵襲が少ない
・上顎骨全体の手術と比べ、術後の回復も早い傾向
注意点:
・すでに抜歯矯正をしている場合は適応外になることがある
・健康な犬歯(3番)と第二小臼歯(5番)が必要
・顎全体の骨格異常には不向き(その場合はルフォーⅠやSSROなどが適応)
(2)オトガイ水平骨切り術
顎先(オトガイ)の形や位置を整えることで、顔全体の印象や横顔のバランスを改善する手術です。
特に面長・しゃくれ・引っ込んだ顎・左右差などに悩む方に適応されます。
オトガイ部を水平に切断し、前後・左右に移動させることが可能で、下あごが小さくひっこんでいる方には、アゴを前に出しEラインを整えることができます。
歯の位置を変えることがないため、かみ合わせに影響することはなく、矯正治療前、治療中、治療後のいつの時期にも適応できる手術です。
方法:
01.下唇の内側から歯肉粘膜移行部を切開し、骨面を明示
02.オトガイ部の骨に対し術式に応じ骨切りを行い、骨片移動後はプレートで固定し、骨接合面を整える
03.粘膜切開部の縫合
特徴:
・下顎骨全体を移動させることがないため、かみ合わせに影響しない
・矯正治療前後にかかわらず、手術をすることができる
(3)ルフォー1型骨切り術
上顎骨の過成長による出っ歯、ガミースマイルなど、上あごに問題がある方に行う手術方法です。
上顎骨を鼻の付け根部分で水平に離断し、前後・左右・上下移動させ、中顔面のバランスを整えます。
上顎の歯列ごと動かすため、ルフォーⅠ単独ではかみ合わせのズレを生じることが多く、SSROやIVROを併用することが一般的です。
方法:
01.上唇内側の歯肉粘膜移行部を切開し、骨面を明示
02.上顎骨を梨状孔の横から水平に離断し、バランスの良い位置に移動し、固定
03.粘膜切開部を縫合
特徴:
・骨格的な不正を根本的に改善することができる
・傷が口の中だけなので外からは見えない
(4)SSRO(下顎枝矢状分割術)
下顎前突、下顎後退、骨格性非対称、開咬などの骨格的な不正咬合に対し行われる代表的な手術方法です。
特に下顎後退症の方で、主に下顎骨小さく、下あごのひっこんでいる方に適用となる手術です。
下あごの奥歯の後方部で下顎骨を離断し、下あごの前方部(歯列全体)を前方移動することで、骨格的な不正を根本から改善することができます。
歯の位置が変わるため、改善した骨格に合わせて咬合(かみ合わせ)を治す必要があり、顔貌の見た目だけでなく、しっかり噛める機能面の改善も同時に行います。
方法:
01.下顎臼歯部(奥歯)の後方の粘膜を切開し、骨面を明示
02.下顎枝を前後方向に離断し、前方部の骨片(歯のついている部分)をバランスの良い位置に移動し、固定
03.粘膜切開部の縫合
特徴:
・骨格的な不正を根本的に改善することができる
・傷が口の中だけなので外からは見えない
・骨の接触面が広く、固定がしっかりして安定しやすい
・術後の噛む力の回復が良好なことが多い
・下くちびるやあご周辺に一時的なしびれが出ることがある(多くは数か月で改善)
(5)ルフォーⅠ+SSRO(上下顎同時移動術:Two-Jaw Surgery)
上下の顎骨に問題がある場合、ルフォーⅠとSSROを併用する上下顎同時移動術を行います。
上顎と下顎の骨を同時に移動させることで、顔貌と噛み合わせの両方を根本的に改善する外科的矯正手術です。
特に、骨格性の不正咬合や顔面非対称、ガミースマイル、受け口、出っ歯などの複雑な症例に対して行われます。
-
- 3、口ゴボが気になる方へ
- 口ゴボが気になる方には、その症状を引き起こした原因により、
①前歯歯槽部(前歯と周囲の骨)にアプローチ、
②オトガイ部(アゴの先端)にアプローチ、
③下顎骨全体にアプローチ、
④上顎骨にアプローチ、
⑤上下顎骨にアプローチする方法があります。
(1) 前歯部歯槽骨切り術
前歯部の歯槽骨に起因した症状の改善を目的とし、前歯部歯槽骨を顎骨から離断し、前後・上下に移動する手術です。
1、上顎前歯部歯槽骨切り術(Wassmund法、Wonderer法)
上顎前歯が前方に突き出した出っ歯やガミースマイルなど、上顎前歯部の骨格問題の改善を目的として行う手術です。
上顎前歯部を切り離し、後方や上方に移動させることの出来る方法で、奥歯のかみ合わせを変えないため、美容外科で用いられることの多い手法です。
2、下顎前歯部歯槽骨切り術(Köle法)
下の前歯が前に突き出した下顎前突(受け口)など、下顎骨の問題は少なく、前歯部の前方傾斜や突出の改善を目的として行う手術です。
下顎前歯部を切り離し、前後や上下方向に移動させることの出来る方法で、奥歯のかみ合わせを変えないため、美容外科で用いられることの多い手法です。
3、上下前歯部歯槽骨切り術(Wassmund Köle法、Wonderer+Köle法)
上下の前歯が前方に突き出した上下顎前突など、上下顎前歯部の唇側傾斜(前方傾斜)の改善を目的として行う手術です。
上下顎前歯部を切り離し、後方に移動させることの出来る方法で、奥歯のかみ合わせを変えないため、美容外科で用いられることの多い手法です。
顎骨全体の位置を変えることはできないため、下顎後退症の方には不適です。
方法:
01.左右の第一小臼歯(前から数えて4番目)を抜歯
02.唇の内側から歯肉粘膜移行部と第1小臼歯の粘膜を切開し、骨面を明示前歯部歯槽骨を離断し、バランスの良い位置へ移動
03.口元の改善とかみ合わせの調整を同時に行う
04.粘膜切開部を縫合
特徴:
・顎の骨全体ではなく、前歯部の骨だけを移動するため、比較的侵襲が少ない
・上顎骨全体の手術と比べ、術後の回復も早い傾向
注意点:
・すでに抜歯矯正をしている場合は適応外になることがある
・健康な犬歯(3番)と第二小臼歯(5番)が必要
・顎全体の骨格異常には不向き(その場合はルフォーⅠやSSROなどが適応)
(2)オトガイ水平骨切り術
顎先(オトガイ)の形や位置を整えることで、顔全体の印象や横顔のバランスを改善する手術です。
特に面長・しゃくれ・引っ込んだ顎・左右差などに悩む方に適応されます。
オトガイ部を水平に切断し、前後・左右に移動させることが可能で、口ゴボの気になる方には、アゴを前に出しEラインを整えることができます。
歯の位置を変えることがないため、かみ合わせに影響することはなく、矯正治療前、治療中、治療後のいつの時期にも適応できる手術です。
方法:
01.下唇の内側から歯肉粘膜移行部を切開し、骨面を明示
02.オトガイ部の骨に対し術式に応じ、削合または骨切りを行い、骨片移動後はプレートで固定し、骨接合面を整える
03.粘膜切開部の縫合
特徴:
・下顎骨全体を移動させることがないため、かみ合わせに影響しない
・矯正治療前後にかかわらず、手術をすることができる
(3)ルフォー1型骨切り術
上顎骨の過成長による出っ歯、ガミースマイルなど、上あごに問題がある方に行う手術方法です。
上顎骨を鼻の付け根部分で水平に離断し、前後・左右・上下移動させ、中顔面のバランスを整えます。
上顎の歯列ごと動かすため、ルフォーⅠ単独ではかみ合わせのズレを生じることが多く、SSROやIVROを併用することが一般的です。
方法:
01.上唇内側の歯肉粘膜移行部を切開し、骨面を明示
02.上顎骨を梨状孔の横から水平に離断し、バランスの良い位置に移動し、固定
03.粘膜切開部を縫合
特徴:
・骨格的な不正を根本的に改善することができる
・傷が口の中だけなので外からは見えない
(4)SSRO(下顎枝矢状分割術)
下顎前突、下顎後退、骨格性非対称、開咬などの骨格的な不正咬合に対し行われる代表的な手術方法です。
特に下顎後退症の方で、主に下顎骨小さく、下あごのひっこんでいる方に適用となる手術です。
下あごの奥歯の後方部で下顎骨を離断し、下あごの前方部(歯列全体)を前方移動することで、骨格的な不正を根本から改善することができます。
歯の位置が変わるため、改善した骨格に合わせて咬合(かみ合わせ)を治す必要があり、顔貌の見た目だけでなく、しっかり噛める機能面の改善も同時に行います。
方法:
01.下顎臼歯部(奥歯)の後方の粘膜を切開し、骨面を明示
02.下顎枝を前後方向に離断し、前方部の骨片(歯のついている部分)をバランスの良い位置に移動し、固定
03.粘膜切開部の縫合
特徴:
・骨格的な不正を根本的に改善することができる
・傷が口の中だけなので外からは見えない
・骨の接触面が広く、固定がしっかりして安定しやすい
・術後の噛む力の回復が良好なことが多い
・下くちびるやあご周辺に一時的なしびれが出ることがある(多くは数か月で改善)
(5)ルフォーⅠ+SSRO(上下顎同時移動術:Two-Jaw Surgery)
上下の顎骨に問題がある場合、ルフォーⅠとSSROを併用する上下顎同時移動術を行います。
上顎と下顎の骨を同時に移動させることで、顔貌と噛み合わせの両方を根本的に改善する外科的矯正手術です。
特に、骨格性の不正咬合や顔面非対称、ガミースマイル、受け口、出っ歯などの複雑な症例に対して行われます。
-
- 4、ガミースマイルが気になる方へ
- ガミースマイルが気になる方には、その症状を引き起こした原因により、
①前歯歯槽部(前歯と周囲の骨)にアプローチ、
②上顎骨にアプローチ、
③上下顎骨にアプローチする方法があります。
(1)上顎前歯部歯槽骨切り術(Wassmund法、Wonderer法)
上顎前歯が前方に突き出した出っ歯やガミースマイルなど、上顎前歯部の骨格問題の改善を目的として行う手術です。
上顎前歯部を切り離し、後方や上方に移動させることの出来る方法で、奥歯のかみ合わせを変えないため、美容外科で用いられることの多い手法です。
上顎骨全体の位置を変えることはできないため、下顎後退症の方には不適です。
方法:
01.左右の第一小臼歯(前から数えて4番目)を抜歯
02.唇の内側から歯肉粘膜移行部と第1小臼歯の粘膜を切開し、骨面を明示
03.前歯部歯槽骨を離断し、バランスの良い位置へ移動
04.口元の改善とかみ合わせの調整を同時に行う
05.粘膜切開部を縫合
特徴:
・顎の骨全体ではなく、前歯部の骨だけを移動するため、比較的侵襲が少ない
・上顎骨全体の手術と比べ、術後の回復も早い傾向
注意点:
・すでに抜歯矯正をしている場合は適応外になることがある
・健康な犬歯(3番)と第二小臼歯(5番)が必要
・顎全体の骨格異常には不向き(その場合はルフォーⅠやSSROなどが適応)
(2)ルフォー1型骨切り術
上顎骨の過成長による出っ歯、ガミースマイルなど、上あごに問題がある方に行う手術方法です。
上顎骨を鼻の付け根部分で水平に離断し、前後・左右・上下移動させ、中顔面のバランスを整えます。
上顎の歯列ごと動かすため、ルフォーⅠ単独ではかみ合わせのズレを生じることが多く、SSROやIVROを併用することが一般的です。
(3)SSRO(下顎枝矢状分割術)
下顎前突、下顎後退、骨格性非対称、開咬などの骨格的な不正咬合に対し行われる代表的な手術方法です。
特に下顎後退症の方で、主に下顎骨小さく、下あごのひっこんでいる方に適用となる手術です。
下あごの奥歯の後方部で下顎骨を離断し、下あごの前方部(歯列全体)を前方移動することで、骨格的な不正を根本から改善することができます。
歯の位置が変わるため、改善した骨格に合わせて咬合(かみ合わせ)を治す必要があり、顔貌の見た目だけでなく、しっかり噛める機能面の改善も同時に行います。
方法:
01.下顎臼歯部(奥歯)の後方の粘膜を切開し、骨面を明示
02.下顎枝を前後方向に離断し、前方部の骨片(歯のついている部分)をバランスの良い位置に移動し、固定
03.粘膜切開部を縫合
特徴:
・骨格的な不正を根本的に改善することができる
・傷が口の中だけなので外からは見えない
・骨の接触面が広く、固定がしっかりして安定しやすい
・術後の噛む力の回復が良好なことが多い
・下くちびるやあご周辺に一時的なしびれが出ることがある(多くは数か月で改善)
(4)ルフォーⅠ+SSRO(上下顎同時移動術:Two-Jaw Surgery)
上下の顎骨に問題がある場合、ルフォーⅠとSSROを併用する上下顎同時移動術を行います。
上顎と下顎の骨を同時に移動させることで、顔貌と噛み合わせの両方を根本的に改善する外科的矯正手術です。
特に、骨格性の不正咬合や顔面非対称、ガミースマイル、受け口、出っ歯などの複雑な症例に対して行われます。
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- 5、顔のゆがみが気になる方へ
- 顔のゆがみが気になる方には、その症状を引き起こした原因により、
①オトガイ部(アゴの先端)にアプローチ、
②下顎骨全体にアプローチ、
③上下顎骨にアプローチする方法があります。
(1)オトガイ形成術(Genioplasty)
顎先(オトガイ)の形や位置を整えることで、顔全体の印象や横顔のバランスを改善する手術です。
特に面長・しゃくれ・引っ込んだ顎・左右差などに悩む方に適応されます。
歯の位置を変えることがないため、かみ合わせに影響することはなく、矯正治療前、治療中、治療後のいつの時期にも適応できる手術です。
1 オトガイ骨削り術
オトガイ部の骨を削り形態を整える手術で、アゴを短くする、突出感を少なくする、左右差を目立たなくするなどが可能です。
2 オトガイ水平骨切り術
オトガイ部を水平に切断し、下顔面の長さの短縮(水平中抜き)、前後・左右に移動させることが可能で、アゴの左右差や突出感の改善、下顔面の短縮、前に出しEラインを整えることができます。
3 オトガイVライン形成術(オトガイ垂直骨切り術)
アゴ先が男性っぽく四角い形を先端が尖ったシャープな形に変える術式で、オトガイ垂直骨切り術またはオトガイ下縁形成術を用い、アゴ先がすっとした小顔が目指せます。
4 Vライン下顎形成術
オトガイVライン形成術と下顎角形成術を併用し、下顎骨全体を小さくし、前後・上下・左右幅全体のバランスを改善することができます。
方法:
01.下唇の内側から歯肉粘膜移行部を切開し、骨面を明示
02.オトガイ部の骨に対して、術式に応じ削合または骨切りを行い、骨片移動後はプレートで固定し、骨接合面を整える
03.粘膜切開部を縫合
特徴:
・下顎骨全体を移動させることがないため、かみ合わせに影響しない
・矯正治療前後にかかわらず、手術をすることができる
(2)SSRO(下顎枝矢状分割術)
下顎前突、下顎後退、骨格性非対称、開咬などの骨格的な不正咬合に対し行われる代表的な手術方法です。
特に輪郭の左右差、下顔面の非対称が気になる方で、主に下顎骨に原因がある方に適用となる手術です。
下あごの奥歯の後方部で下顎骨を離断し、下あごの前方部(歯列全体)をバランスの良い位置へ移動することで、骨格的な不正を根本から改善することができます。
歯の位置が変わるため、改善した骨格に合わせて咬合(かみ合わせ)を治す必要があり、顔貌の見た目だけでなく、しっかり噛める機能面の改善も同時に行います。
方法:
01.下顎臼歯部(奥歯)の後方の粘膜を切開し、骨面を明示
02.下顎枝を前後方向に離断し、前方部の骨片(歯のついている部分)をバランスの良い位置に移動し、固定
03.粘膜切開部を縫合
特徴:
・骨格的な不正を根本的に改善することができる
・傷が口の中だけなので外からは見えない
・骨の接触面が広く、固定がしっかりして安定しやすい
・術後の噛む力の回復が良好なことが多い
・下くちびるやあご周辺に一時的なしびれが出ることがある(多くは数か月で改善)
(3)ルフォー1型骨切り術
咬合平面(上下の歯が噛み合うときにできる“かみ合わせの面:奥歯から前歯までを結んだライン)に左右傾斜があり、上あごに問題がある方に行う手術方法です。
上顎骨を鼻の付け根部分で水平に離断し、前後・左右・上下移動させ、中顔面のバランスを整えます。
上顎の歯列ごと動かすため、ルフォーⅠ単独ではかみ合わせのズレを生じることが多く、SSROやIVROを併用することが一般的です。
方法:
01.上唇内側の歯肉粘膜移行部を切開し、骨面を明示
02.上顎骨を梨状孔の横から水平に離断し、バランスの良い位置に移動し、固定
03.粘膜切開部を縫合
特徴:
・骨格的な不正を根本的に改善することができる
・傷が口の中だけなので外からは見えない
(4)ルフォーⅠ+SSRO(上下顎同時移動術:Two-Jaw Surgery)
上下の顎骨に問題がある場合、ルフォーⅠとSSROを併用する上下顎同時移動術を行います。
上顎と下顎の骨を同時に移動させることで、顔貌と噛み合わせの両方を根本的に改善する外科的矯正手術です。
特に、骨格性の顔面非対称、ガミースマイル、受け口などの複雑な症例に対して行われます。
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- 6、角ばった輪郭、エラはりが気になる、小顔になりたい方へ
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角ばった輪郭、エラはりが気になる、小顔になりたい方には、その症状を引き起こした原因により、
①オトガイ部(アゴの先端)にアプローチ、
②下顎骨全体にアプローチ、
③上下顎骨にアプローチする方法があります。
(1)テキスト情報なし
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(2)オトガイ形成術(Genioplasty)
顎先(オトガイ)の形や位置を整えることで、顔全体の印象や横顔のバランスを改善する手術です。
特に面長・しゃくれ・引っ込んだ顎・左右差などに悩む方に適応されます。
歯の位置を変えることがないため、かみ合わせに影響することはなく、矯正治療前、治療中、治療後のいつの時期にも適応できる手術です。
1 オトガイ骨削り術
オトガイ部の骨を削り形態を整える手術で、アゴを短くする、突出感を少なくする、左右差を目立たなくするなどが可能です。
2 オトガイ水平骨切り術
オトガイ部を水平に切断し、下顔面の長さの短縮(水平中抜き)、前後・左右に移動させることが可能で、アゴの左右差や突出感の改善、下顔面の短縮、前に出しEラインを整えることができます。
3 オトガイVライン形成術(オトガイ垂直骨切り術)
アゴ先が男性っぽく四角い形を先端が尖ったシャープな形に変える術式で、オトガイ垂直骨切り術またはオトガイ下縁形成術を用い、アゴ先がすっとした小顔が目指せます。
4 Vライン下顎形成術
オトガイVライン形成術と下顎角形成術を併用し、下顎骨全体を小さくし、前後・上下・左右幅全体の180度小顔を目指すことができます。
方法:
01.下唇の内側から歯肉粘膜移行部を切開し、骨面を明示
02.オトガイ部の骨に対し術式に応じ、削合または骨切りを行い、骨片移動後はプレートで固定し、骨接合面を整える
03.粘膜切開部を縫合
特徴:
・下顎骨全体を移動させることがないため、かみ合わせに影響しない
・矯正治療前後にかかわらず、手術をすることができる
(3)SSRO(下顎枝矢状分割術)
下顎前突、下顎後退、骨格性非対称、開咬などの骨格的な不正咬合に対し行われる代表的な手術方法です。
特に受け口やアゴの長さが気になる方で、主に下顎骨が大きく過成長した受け口の方に適用となる手術です。
下あごの奥歯の後方部で下顎骨を離断し、下あごの前方部(歯列全体)を後方移動することで、骨格的な不正を根本から改善することができます。
歯の位置が変わるため、改善した骨格に合わせて咬合(かみ合わせ)を治す必要があり、顔貌の見た目だけでなく、しっかり噛める機能面の改善も同時に行います。
方法:
01.下顎臼歯部(奥歯)の後方の粘膜を切開し、骨面を明示
02.下顎枝を前後方向に離断し、前方部の骨片(歯のついている部分)をバランスの良い位置に移動し、固定
03.粘膜切開部を縫合
特徴:
・骨格的な不正を根本的に改善することができる
・傷が口の中だけなので外からは見えない
・骨の接触面が広く、固定がしっかりして安定しやすい
・術後の噛む力の回復が良好なことが多い
・下くちびるやあご周辺に一時的なしびれが出ることがある(多くは数か月で改善)
(4)ルフォー1型骨切り術
上顎骨の劣成長が原因の受け口や、上顎骨の過成長による出っ歯、ガミースマイルなど、上あごに問題がある方に行う手術方法です。
上顎骨を鼻の付け根部分で水平に離断し、前後・左右・上下移動させ、中顔面のバランスを整えます。
上顎の歯列ごと動かすため、ルフォーⅠ単独ではかみ合わせのズレを生じることが多く、SSROやIVROを併用することが一般的です。
方法:
01.上唇内側の歯肉粘膜移行部を切開し、骨面を明示
02.上顎骨を梨状孔の横から水平に離断し、バランスの良い位置に移動し、固定
03.粘膜切開部を縫合
特徴:
・骨格的な不正を根本的に改善することができる
・傷が口の中だけなので外からは見えない
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- 7、外科的矯正治療の期間を短縮するサージェリーファースト
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サージェリーファースト(Surgery First Approach)は、顎変形症などの外科的矯正治療において、術前矯正を省略し、最初に外科手術を行う治療法です。
従来の「術前矯正 → 手術→ 術後矯正」という流れとは異なり、手術を先に行うことで全体的な治療期間を短縮する
ことができ、多くの患者様のコンプレックスである顔の形を早期改善できるというメリットがあります。
外科手術を早期に行うことで、RAP効果「Regional Acceleratory Phenomenon(局所的加速現象)」による歯の移動の促進が期待できます。
矯正治療は、歯の周囲の歯根膜に刺激(矯正力)を与えることで、歯槽骨の形態が骨代謝により変化し歯が移動します。
RAP効果は、外科的侵襲によって骨代謝が一時的に活性化し、歯の移動が促進される生理的反応をいい、術後3~4か月程度持続します。